デッドライジング2

いまさらながらにレビュー。もうすぐ発売して一月たつじゃないか。
正直な観想を言うと、前作と主人公が違うだけ。前作の主人公フランクさんがインパクトありすぎただけに、イケメン渋親父の主人公の影は薄い。何やっても超人フランクさんと比較されちゃうもんなあ。この人も十分に超人だけどね。
アイテム合成は面白い。面白いがコンボカードで能力開放ってのは蛇足だったと思う。どんどん情報与えてどんどん自由に合成させたほうが面白かっただろう。情報をまとめて与える、またはまったく与えないってのは不親切で、新要素を敬遠するきっかけにもなるから、そのガイドとしてコンボカードを入れたんだろうけど。あとは、倉庫みたいなのがほしかったな。まあ、現地調達で武器作るのも楽しいんだが、マチェットとりにいちいち端っこのナイフ店まで良くのめんどくさい。ワープ開放されたらすぐにいけるけどさ。
逆に既存の武器や本の価値が下がった。まあ、本は回復量アップ、ギャンブルに勝てる本とか有用なのはまだ残ってるけど、刀3倍とか家具3倍とかはいらない。なにしろ合成武器以外で戦ってもはPPが入らないから。
これ、よっぽどきっちりやらないと、1週でレベル50にならないよなあ。序盤死んで繰り返して、結局レベル10くらいからスタートしてクリア時に40くらいだったし。モツ抜き覚えてないぜ。っておもったら、今回はモツ抜きじゃないらしい。あれはフランクさんの超必殺技だったようだ。そのかわりなんかえぐい技覚えるみたいだが。
まあ、前作同様いつものデッドライジング。いつものといっても2作目だが。残虐表現が多くなったのが気になる。というより、もともと前作も海外仕様はこのレベルだったのだろう。日本版だからマイルドだっただけで。
正直、前作ほど面白くはなかった。初めて触れるのが2からなら前作並みに楽しめるだろう。ほんとに代わり映えしないゲームだからだ。
前作から間開いてるし、かなり期待してたんだが、期待しすぎたというのが素直な感想。前作以上に時間に追われまくるのもどうかとおもった。箱庭だがある程度自由が売り物なのに縛られすぎる。真相にたどり着かないとだめというつくりはどうかと思った。こういうゲームこそマルチエンディングにするべきゲームだと思うんだがなあ。その辺は前作も思っていたが。そういった作りこみの甘さがなくなっていないのが最大のマイナスポイントだろう。
10点満点で言うなら7点のゲーム。前作プレイしていて期待していた人なら6点かもしれない。

と、更新してから読んだが、なんか薄っぺらいないようだったので追記。薄っぺらいのはいつもの事だとかは言わないでね。

MAPは広くなった。でも広すぎる気がする。前作でも大概広くて把握しきれなかった。ガイドはマジありがたい。
一応前作の正統進化版とはいえる。ただし、あまりに代わり映えがない。似たような施設が多いのもマイナス。だからわからねえんだよって。迷うだろうが。
サイコパスが相変わらずたくさん出るが、前作は大々的にはほぼ初のゾンビパニックで頭おかしくなっちゃった人たちだったと思われるのだが、今回のはゾンビがある程度日常化されており、さらにゾンビ殺しゲームしてるアリーナのある施設。ゾンビが流出してサイコになるというより、もともとおかしかったんじゃないかって人ばかりな気がする。
敵もラスボスも薄っぺらかったのは残念。まあ、動機はわかりやすいが。ウェスカーみたいにいつまでも居座られても困るしな。
変態的なかっこうしてシリアスなシーン見て笑うのが一番正しいプレイ方法だと思う。変態度だけでいえば前作を超えている。女性用の紐みたいな水着を身につけると光の加減では素っ裸に見える。でもおっさん。
ストーリーには期待しちゃだめ。前作のほうがよほどよくできていた。
後は助ける人たちがすごく能動的になったのはありがたい。叫んで止まるとかもないし、行き先指示しなくてもついてきてくれる。指示したほうが効率的ではあるが。でも、助ける人多すぎて間に合わない人が多すぎる。だいたいが時間が足りない。レベルアップで走る速度があがるが、こんなのは最初からMAX速度にしておいてほしかった。あと、スケボー弱体化が地味に痛い。そのかわり、あちこちに車椅子とか落ちてるけど。電気車椅子の楽しさは異常。改造エレキギターも楽しすぎるが。