クソゲーオブジイヤー2010

 毎年恒例のKOTY。今年もこの時期がやってきました。
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 今年はノミネートが4本と少々寂しく感じるけれど、それでも大賞作品は例年の猛者と比較しても劣らない正統派作品。
 この大賞作品の何がすごいというと
「バグに頼らずに、ゲームそのものとして大賞を受賞した」
 この一点に尽きる。
 大賞作品の名前はラストリベリオン
 かのディスガイアで有名な日本一ソフトウェアの作品。
 ちなみに、日本一ソフトウェアはやりこみ系と呼ばれるジャンルのゲームでコアなファンを獲得するメーカーで、世間的なイメージとしては安定した作品を供給するメーカーという印象が強い。というか、俺はそういう印象を持っていた。
 だが、過去に2本もノミネート作品を出すなど、比較的、KOTYには縁のあるメーカーのようである。もちろん、縁があるのは会社としてまずいのだが。
 去年の戦極姫、おととしのジャンラインなどはバグでノミネートと受賞したような作品なのに対して、バグに頼らない完成されたクソゲーというのは本当に珍しいと思われる。ジャンライン戦極姫はDBでいうなれば、吸収やら再生など強さではなくチート技で勝負するブウやセルのようなものなのに対して、ラストリベリオン界王拳20倍の悟空を実力で圧倒するフリーザ様最終形態のようなものだろう。
 そんなわけで、ノミネート数こそ少なかったものの、今年の王者も王者にふさわしいクソゲーだったといえる。
「褒めるべき点が一つもない」
 こんなゲームは過去の大賞作品にすらない言葉である。

 あと、FF14フロントミッションエボルヴがノミネートされてないのは驚いたが、FF14は今後に期待ってのとエボルブはひどいがノミネートするほどのものでもなかったということなのかな?
 って、ここは据え置き機版だからFF14はないんだな。PS3版しだいってことか。出ないと思うけどさ。PS3版なんて。