真・三國無双6 晋

 これにて全ルート終了。
 三国時代の終焉だけあって全体的に物悲しいつくり。何より、三国の英雄たちの意思が新鋭の司馬昭に妄執と切り捨てられていく様は見ていて辛い。
 五丈原以降の話をかなり丁寧になぞっているため、三国志を無双でしか知らない人にはなかなか新鮮な内容ではないだろうか。
 最後の戦いは、蜀を滅ぼした戦いで締められる。個人的には、鐘会の反乱が最後になるかと思ったのだが、そこは見事にはしょられていた。このあたりは区切りどころが難しいかも。確かに蜀滅亡で終わらせるのがいいのかもしれない。三国時代の亡霊ともいえる姜維の死をもって終焉とするかなと個人的には思ったけども。
 このころの呉はもはや三国志としては話にからみようがない。たまに魏にちょっかいを出すだけの存在になっているしね。陸抗とか名称もいるんだが。そこまでやると呉の滅亡までやらないといけないし。まあ、7が出るときは、杜預と陸抗司馬炎あたりも出てくるかもしれないね。炎に関しては表現難しいだろうけど。こいつ、皇帝になって呉を滅ぼすまでは良いけど、その後が驚くほどだめだからなあ。赤壁までよかったけどその後だめ人間になった孫権に似ているといえば似ているが。
 しかし、無双だけみていると晋が興って平和な時代が来たようにみえるがこの後すぐに戦乱の時代に突入するんだよなあ。間に微妙に平和な時期挟むけど、統一された大きな王朝ができるまで300年近く必要とするとかって中国乱れすぎだよなあ。