真・三國無双6 総評

 クロニクルモードしつつ、最難易度挑戦中だけどとりあえず総評。
 ストーリー部分ではシリーズ最高の出来じゃないだろうか。今まで見たいに個人で伝を立てるのではなく、国単位で話を作ったため話に一貫性がありまた、ほかのルートをやることで相互補完できるようになっている。呉のラストだけは互換がないが、それでも破綻するような内容ではない。
 まあ、呉でストーリー作るのは一番難しいかもしれないなあ。基本的には赤壁では主役だがそれ以外は基本脇役だし。80年間をギュッとうまくまとめているなあというのは非常に感じた。まあ、キャラクターが年食わないのは愛嬌だろう。ここには文句言うつもりはない。俺の星彩が年食っちゃってたら悲しいし。
 劉禅の描き方が個人的には気に入っている。暗愚って言われてるけど実は優秀だったって設定にすると思ったら、ほどほどには優秀だったというまとめ方だった。結局、自分がわかっているから降伏したという、あと押し付けられた理想が気に入らなかったってのもよかった。劉禅は暗君と言われているが、なんだかんだと国を40年持たせているんだしむちゃくちゃな暗君ともいえないんだよな。具体的な暗君としてのエピソードはあんまりないんだよな。孫権なんかよりは人間としてはまともだったとは思うよ。黄皓なんかを重用しちゃったってのはあるが、あれも姜維を演技が持ち上げるあまりに貶められている部分もあるし。でも星彩はあげないよ。

 ゲームとしては4以前のチャージ方式に戻った。5の連武方式の進化版を期待していた部分もあるんだが、前作こけてるからここは仕方ないのかも。前作こけた最大の要因は、連武方式じゃないとは思ってるんだが。武器が2種類装備できるんだけど、あんまり変更しない気がする。ほとんどの武将がEX攻撃を持っている武器をメインに使うためサブに装備した武器は結局スロット埋めるための装備でしかない。せっかく武器をチェンジさせれるシステムなんだからもっと変更を頻繁にするゲームにしたほうがよかったと思うな。ヴァリアブル攻撃だけではわざわざ切り替える必要が少ないなあ。まあ、武器によっては武器交換でコンボをガンガン続けられるんだけど。OROCHIみたいに、使っている武器の無双ゲージはたまらなくて使用していない武器は使用していない間無双ゲージがたまるとか強制的に交換する必要があるシステムを入れてもよかったかもしれない。
 
 もっとも、6は基本的にけなすところが少ない。シリーズ全体を通しても高い完成度といっていい。ただ、残念なことに飽きるのが取っても早い。無論、無双シリーズがマンネリで飽きてきているという部分もあるんだが、やはり武器を自由に装備交換できるのが飽きの速さにつながっているように思える。やっぱ各キャラ固定武器のほうが長く楽しむにはいいのかもしれない。もっとも飽きたとか言ってもすでに30時間近くプレイしているのでプレイ時間はぜんぜん短くないのだが、4や戦国無双2、ガンダム無双3のプレイ時間が余裕で100時間越えていることを考えるとやっぱ飽きるの早かったなあと。
 
 とりあえず、いえることは無双が好きなら買いだとおもう。システム的にはマンネリは解消し切れてないが、ストーリー面では三国時代の終焉を描いておりそちらの面でのマンネリ感は薄い。