モンキーターン

 読みたくて全巻そろえたのだが、26巻までは神作品と言って良いんだが、27巻から最終巻までの展開がなあ。
 どうしてこうなったレベル。
 27巻以降の展開は確か、サンデーの編集長が変わってモンキーターン終わらせる方針になったからと聞いたからだが、この急展開と終わりかたみるとそうかもしれないと思ってしまう。
 今までなら単行本で10冊くらいかけていた話を3巻で一気に駆け抜けるからなあ。青島と澄と波多野の三角関係も急に進展して一気に終わるし。
 そんな中でも浜岡のSG制覇や、息子が出世してから出番が一気に減った洞口親父と同じく出番が少なかった小池との勝負とかは面白かった。
 ただ、あんなに楽しかった波多野周りが急に詰まんなくなったのはなあ。
 変な恋愛要素とかはなしにして、もっと競艇に集中した話にしてもらえれば3冊分でもエンディング見抜けて締まった話になったんじゃないかと思う。
 艇王榎木が最後まで艇王だったのはこの作品の最後の良心かもしれない。
 集めて大変だったので今集めるのは大変な作品かもしれない。アニメにもなったのにな。ただ、26巻まではとても面白い作品なのでそこまでは読む価値があると思う。最後がほんとに残念な作品。