天元突破グレンラガン 

 全話視聴終了。
 最後のアンチスパイラルとの決戦はよかったが、青年になった直後の話はいまいちだったかなあ。
 グレンラガンは全編を通して、落として持ち上げて落として持ち上げての繰り返しなんだが、新政府からしばらくの話はほんとにとことん叩き落す展開になっている。
 まあ、おかげで平和な世界にうだうだしてた大グレン団の連中が復活する話が盛り上がるんだが。
 そう考えると見てるときはいまいちに思えたが、あの展開もよかったのかな。
 しかし、登場話がある意味伝説の4話だったキタンがここまで重要人物になるとは。ロージェノムとかキタンとかある種ここまで突き抜けてくるとは思わなかった。キタンはなんだかんだといって、もう一人のアニキだよな。というか、新政府の話の後半はキタンが主人公みたいな感じになってたし。シモンはある種、カミナ化してて成長という側面ではこの時点で極みきっていたから他のキャラが話を作っていったのだろう。
 ロージェノム打倒までの少年編をシモンの成長物語とすれば、青年編以降は大グレン団の物語なんだな。
 最終話もよかったが、その1個前の話でのカミナとシモンの邂逅は思わず涙腺が緩んでしまった。
 ただ、底抜けに熱血物語なのだが最後は少し切ない。まあ、アンチスパイラルを倒せばニアが消滅するとシモンはわかっていて何もいわずにすべてを終わらせたわけで、この辺がどこぞのFF10の主人公みたいに言い訳がましいことを言わずに突き抜ける漢の生き様だろう。
 うわさに聞いてた最後の銀河超決戦は知っていた分、こんなものかともおもった。このあたりは前情報なしでリアルタイムで見ないと驚きを感じられないんだろうな。まあ、ただ闇雲に規模を大きくしただけでやってることはいつもとそんなに変わってはいない。これならスパロボでも再現できそう。映像的やインパクト的にはトップを狙えのほうがあった気がするし。
 うだうだ書いちゃったが、作品そのものが小さなことは気にするなという勢い先行の作品なので、こんな感想不要だろう。
 ひたすらに熱く突き抜けた、おもしろかった。
 それだけだ。
 残り10話くらいを一気に見た俺を見てくれればそれはわかるだろう。
 第2次スパロボZをやる前に見ておくべきだったよな。いまなら一番最初にキングキタンをフル改造してしまう。
 このDVD返したら映画版も借りてくるかな。