ベルセルク ドルトレイ攻略
今日公開なので早速見てきた。
まあ、相変わらず尺が足りないというか舌足らずな演出。
まあ、見る人はベルセルク読んでる人前提なんだろう。販促目当てとかありえない。
とにかく、見栄えのいいシーンばかりを映像化しているため、登場人物の心境変化を示すエピソードが軒並み削られている。
前作のときもガッツの過去がぼかされたせいで、ユリウス暗殺のときになんであれほど精神ダメージくらったかまるっきりわからない内容になったが、
今回も同様、なんでガッツが鷹の団を出ようと思ったのかとか、キャスカがだんだんガッツに惹かれていく部分とかが基本的に舌足らず。
あんなけ仲たがいしてたガッツとキャスカが1回だけ命助けられただけでころっと変わる。
原作でもそうだったけど、でもその間に、ガッツが鷹の団への思いとかを話すシーンが削られているものだから・・・。
ほかにも、グリフィスの過去が削られていた。明確に出さなくてももうちょい匂わすべきだったと思うけど。
なんで、ドルトレイの総司令官がグリフィスにこだわるかとか、グリフィスがそれを見越して、釣りだそうとしているとか、そういう部分が一切わからない。
ただ、ゲノンがアホなだけで終わってしまった。
反面、確かに削って正解だったなという部分もある。グリフィス暗殺未遂事件とかはなくなっている。政争劇やったってその後グリフィス退場だもんね。
この映画版では不要だわ。
アドンの弟サムソンも削られてた。というかアドンのギャグ要素もかなり削られており、ただの下種野郎に成り下がった。まあギャグ要素あっても下種だったけど。
ボスコーンVSガッツでガッツの剣が折れるシーンがなくなり、ゾットの剣を使うシーンもなくなっていた。
唯一、原作と変えられてよかったと思えるシーンがある。
それは百人切り後にアドンを捕らえており、アドンを利用してドルトレイにキャスカ達が潜入するという形に変わったこと。
原作では難攻不落の要塞にお前らどうやって忍び込んだんだよという突込みが入ったが、それがなくなった。
で、気になるのは、こんなけ削っておいて、何でこんなシーンに時間使ってるの? って部分。
まあ、戦勝会とグリフィスのセックスシーン。戦勝会で鷹の団の栄光の時を表現してその後落とす、グリフィスのセックスシーンはグリフィスが壊れつつある部分を表現しているんだろう。
意図はわかるんだが、ほかに大事なシーン削るだけ削っておいて、なんでここに? って感じがする。特に戦勝会は原作シーンだけでなくオリジナルのシーンが多数追加されている。
まあ、グリフィスのセックスシーンはエロかったのでいいか。原作どおりシャルロットがあんまりかわいくないのが難点だが。
かわりにキャスカが今回はかわいいシーンが多い。おっぱいも下の毛も疲労してくれるしね。
まあ、相変わらず必要なシーンがないので見栄えのいいシーンだけダイジェストにしたという印象は前回と変わらず。
よほどベルセルクが好きじゃないと見に行く必要はないかも。
たぶん、俺も次の蝕の話が終わったらそこで視聴は打ち切る予定。