イクシオンサーガDT
1話と2話を見る。
1話は実は録画してなくて、昨日のニコニコ配信で見た。そのまま続いて2話からは録画していたので見る。
1話の評判を聞いていたので、まあ大体の内容を把握してから見てるのだが、
ひどいアニメだった。いや、褒め言葉だよ。
カプコンの担当が「好きにしてくださいといったら、バラバラにされた挙句原型を留めてないような再編された」と言っただけの事はある。
スタッフが銀魂の人間だから、まあ当然の結果かもしれない。
ところで、下ネタやメタ、パクリと好き放題やらかしている、高松監督だが、この人、アニメ業界じゃすごい人なんだよ。
とにかく仕事が速く、現時点で銀魂とこのDTとジャイロゼッターにかかわっている。しかもDTとジャイロゼッターに関しては監督だ。
昔はガンダムに多くかかわり、ガンダムWの後半の監督や勇者シリーズのマイトガイン、ジェイデッカー、ゴルドランまで監督している。
ゴルドランしてるときにガンダムWを平行してたり、ガンダムXではニュータイプ不要論をぶち上げたりと、中々すごい人なんだが、いまでは別の意味ですごい人である。
銀魂も悪ふざけが行き過ぎる作品だが、このイクシオンサーガDTに関しては、さらに徹底されていて、OPとEDの曲までがネタである。銀魂ではOPとEDは貴重なタイアップ枠なのであんまり遊べないみたいだが*1こっちは頭から最後まで徹頭徹尾ネタである。
で、ネタアニメなのだが、実は流れそのものは、異世界に現代人が紛れ込むオーソドックスな話である。ストーリー展開だって別に奇をてらったものではない。
ただ、その細部に目を向けるとネタまみれである。
主人公の味方で明らかに萌えもしくは薄い本枠の侍女がオカマである。公式では上半身は改造済み、下はまだ未改造らしい。
ただ、アニメなので声を女性の声優にすれば問題なく萌える連中は出るはず。
声優は福山潤*2、すなわち男である。できるだけはるか愛みたいな作った声でしゃべるが、時折男らしい声が聞こえてくる。
慣れてくると、違和感なくなってくるところがとんでもない。
また主人公が、特殊な才能を持っており、才能が無いと使えない武器を扱えるというありがちな設定だが、その武器の入手方法も使用結果もどちらもひどい。
まず、入手方法が、敵が必殺技の向上を述べているときに奇襲。攻撃方法は先のとがった靴でのキン的。そして2話では片キンになり、本調子で無い敵に対して、再び、奪った武器でのキン的。
これで両玉全摘となる。
やってることだけ見ると、異世界から来た主人公が、悪役から逃げるお姫様を1度目は助け、2度目は特殊な能力で撃退したというよくあるパターンなのである。
この下ネタと悪ふざけが楽しめるなら、今期アニメNo1になりかねない逸材といえる。