パシフィックリム

 3D吹き替えか2D字幕の二択しかなく、悩んだ挙句に3Dで見ることに。
 結果的にはこの選択はよかったと思う。迫力のある3D映像と目まぐるしく動く展開のため、字幕を追うより吹き替えで正解だった。
 他の映画と違い、ちゃんと声優使ってるし。タレント出演はケンコバくらい。ケンコバの演技もなかなかうまく、EDでテロップ見るまで気が付かなかった。


 監督はパトレイバーを参考にしたと言っているが、いろんな物の要素があちこちに見られる。
 話の流れ的には、小難しい話をしないエヴァ。次々と怪獣が現れる様はどちらかというとエヴァ使徒に近い。
 学者たちがマッド+いい意味で熱血馬鹿のため小難しいことを言いながらも最後は脳筋パワーでぶっちぎる。
 太鼓叩いてる女とは一味もふた味も違う。こいつら命がけで情報持ってくるしな。


 主人公も挫折したのかと思ったらあっさり前線復帰、全体的に詰め込み過ぎの作品なので話の展開に溜がない。テンポがいいと思うか、唐突過ぎると思うかは個人の完成だと思う。俺としてはテンポがよくていいと思う。小難しく悩んだり葛藤したりする話ではないのだ。
 4機の巨大ロボット(イェーガー)が出てくるが、どれも魅力的なのだが、ロシアのイェーガーが見せ場がなく破壊されるのがちょっと残念。中国の3本腕は負けたけど見せ場があったのだが。まさか、あんな巨大ロボットがあんなアクロバティックな動きするとは思わなかった。
 日本の怪獣映画のオマージュがあったり*1怪獣映画とか好きな人には結構燃える展開もあるらしい。
 俺は普通に興奮しながら最後まで見た。


 パクってるとは言わないが、主人公のパイスーがANUBISディンゴのスーツに似てたり、プラズマキャノンのパイロット側のエフェクトが何となくデモンベインメタトロンのビーム砲に似てたり、どこまで影響してるのか影響してないのか細かすぎてわからない。 
 が、とにかく、小難しいことを考えずに巨大ロボットと怪獣との迫力ある戦いを堪能する作品といえる。非常に見てて爽快なのでぜひ見に行ってほしい。
 銀魂といいパシフィックリムといい、名作といっていい映画に巡り合えてよかったなあ。グランドマスターがアレだっただけに余計にうれしく感じる。

*1:もっとも俺はウルトラマンとか見たことないのでわからないが