零の軌跡 1章終了

 ようやく1章終了。なんだかんだとプレイ時間が10時間を越えていた。1章でこれか。5章くらいだとして、50時間くらい? 先は長そうだ。
 しかし、序章、1章の話の内容があまりにひどい。いや、話の内容自体はそれほどひどくないし、警察という立場でみんなで情報集めて推理してるっぽい雰囲気はよく出ている。
 問題は、主人公たちの扱いのひどさだ。
 昨日も言ったが、徹頭徹尾引き立て役。
 頭からケツまで引き立て役。1章の最後は、ピンチに陥って救援に入られて助かる。これまでと同じパターンに追加して、さらに、遊撃手がこっそり影から主人公たちを見守っていたというおまけつき。
 どんなけ、主人公たちを貶めればいいものやら。
 正直、やっていて気分がいいものではない。悪名高いロードス島戦記リプレイ2巻みたいなものだ。主人公とプレイヤーほっぽといてNPCが別のところで最強決定戦を起こす。まさにそれ。
 意味深なキャラクターの登場で謎やら暗雲を演出したいのだろうが、あまりにも露骨過ぎる。主人公たちが最後の逆転のための溜めなのはわかるが、あまりに同じパターンが続きすぎて、ストレスになる。
 シナリオの本筋の部分は面白いだけに、こういう部分はもったいないよな。
 本来脇役は主人公たちの引き立て役になるべきなのだが、脇役がぜんぜん主役を引き立てない。むしろ主役が脇役を引き立てている。それも3度も続けば食傷ぎみになってもしかたないだろう。
 自分たちの作ったかっこいいキャラクターを見せたいのはわかるが、正直くどすぎる。何事も控えめが良いんじゃないかと思う。正直、意味深な演出は不要なんじゃないかと思うのだが。主人公たちが警察として事件にかかわっていくうちにじわじわと暗雲立ち込めていくさまが見えるほうが楽しいと思うんだけどな。
 まあ、こういうのは完全に好みの問題ではあるが。