バルドスカイ DiveX DreamWorld

 ストーリーとか見ていかなきゃコンテンツが開放されない形式…。いや、サバイバルがやりたくて買ったんだけど、サバイバルが一向に開放されないんだけど。サバイバルでニーズヘッグとか使いたいわけで。
 仕方ないのでストーリーモード。
 
・Bound foe Seven
 タイトルどおり7番目の結末。Dive2の6番目の結末、すなわち空ルートで改変された灰色のクリスマスが起きない世界。文化祭で、久利原が真に諭されてアセンブラの開発を凍結した後の話。
 そのまま、提示されていた過去と同じ展開になって、空と甲のラブラブ話になるのかなあと思ってたら、そんなことはなくて、レインがメインヒロインだった。さすが人気No1。メインシナリオの重要度は一番低いが存在感だけはあったからな。どこかの前作の眼鏡とはえらい差だ。あっちはシナリオ空気、存在も空気だったからな。 
 ある種、甲のハーレムルートとも言えるかもしれない。クリスの甲に対する、AIに操られてみんな甲に好意を抱いてるんじゃないかっていわれても納得いくわ。
 話的には、灰色のクリスマスが起きなかった世界だが、同時に、分岐のひとつでもある。だから、ほかの6個、いや5個か、5個の世界と同様、6個目の世界から情報は流れ込んでいるわけで。甲いわく干渉はしてない、けど、空いわく、観測するということ自体がすでに干渉だとのこと。そのおかげで、クリスという人物が電波を受信*1して、灰色のクリスマスという起きなくなった未来を知り、それを阻止するために奔走してしまうという話。ただ、その阻止の手段に問題があったり、クリスの祖父がアレだったりするため、とんでもない話になるわけだが。
 クリスにとって最大の不幸は、高校生の甲のカゲロウがなぜか世界0仕様だってことだろうなあ。いつもどおりフルボッコにしてしまった。そんなに弱くはないけど、19とか世界0の空とかと比較すると普通すぎる。
 ほかの世界と関係ない話になるかと思ったら、バルドスカイの世界と非常にマッチした内容だった。後日談というよりは、タイトルどおり7番目の世界としてみるのがよいかと。で、改めてこの内容読んだら意味不明すぎる。たぶん、やった人だけわかる内容。紹介記事として意味あるのか?

・戦場の二人
 こちらは逆に、灰色のクリスマスからバルドスカイ開始時までの甲とレインの話。当然レインがメインヒロイン。レイン優遇されすぎ。
 物語のバックボーンがバックボーンだけに、重苦しい話が続く。傭兵訓練所では一時ほのぼのになるが、結局は、自分のミスによる戦友の死、旧友との再会、これらが重苦しく続く。
 しかしまあ、甲とレインはこのころからラブラブだったわけで。本人たちは傷のなめあいとか言ってるけど、どう考えたって出来上がっているとしか思えない。
 個人的には雅と甲の再会部分が非常によかった。甲の友達を思う心と、その中に透ける本音、こういうところが人間味のある姿だよなあと。そして、傭兵時代の甲が甘ちゃんさが消えていく部分とか。ただ、これだと、レインがどう思うかだよなあ。記憶喪失だって言っても、昔の甘ちゃんにもどった甲にいい感情持つとも思いづらいが。まあ、レインとしては甲が昔のように戻ったのがうれしかったんだろうが。
 ある意味、正しい外伝といえる。ファンディスクにふさわしい話。本編に入れるなら記憶遡行に入れてもよかったかもしれない話だけど。

・消えたニラの謎
 ファンディスクらしく、甲ではなく菜ノ葉メインの話。というよりも、菜ノ葉がひたすら暴走するだけの話だが。落ちの部分が少々弱かったかなあ。ジルベルトを便利に使いすぎだろう。
 ニラ、もとい、菜ノ葉は癒し系のキャラの癖に影が薄く、レインシナリオでは甲に殺されるわ、菜ノ葉ルートではGoodエンド以外はノーマルエンドもバッドエンドも救いがなさ過ぎるわと、扱いが散々すぎるので、こういうお馬鹿なドタバタのりの話は正直ほっとする。本来はこういうキャラなんだろうなと。いや、ほかの連中もどうしたんだとあきれていたが。

・門倉運輸の日常
 フェンリルという傭兵部隊の隠れ蓑として存在する門倉運輸だったが、実はほんとに運送業もしていたという話。シゼルメインの話でもある。まあ、少佐が実はドジっ子だったという物語でもある。モホークが意外とドライだったり、叔母さんが壊れていたり、軍人の千夏も過去の片鱗を見せたりと、まあ、おまけの話。

バルドスカイES
 メインコンテンツなんだろうが、正直面倒くさい。しかし、これをやらなきゃたぶん究極サバイバルができない。詰まんないわけじゃないが面白いわけでもない。武器を自在にアセンブリしてコンボ作るのが楽しいゲームなのに、そこに制限がかかるのがつらい。使用回数制限とかめんどくさいことこの上ない。
 バルドフォースのときもそうだったが、この手の改変ゲームはつまらない。Re:actもいまいちだったし。

*1:普通なら頭おかしい人ってことだけど、この話の場合マジで受信