機神咆吼デモンベイン 最終回

 まあ、相変わらず、超駆け足なのは仕方ないか。
 最終回だけあって、作画はようやくまともになった。
 この最終回レベル・・・いや、10話以降くらいの質で、2クールあれば・・・。そう思えるとやっぱり残念だ。
 VSマスターテリオンのはしょられっぷりが悲しくて仕方ない。一応、アルと九郎のラブラブフラグの回収を頭と最後で行ってるのだが、戦闘に特化するかどっちかにまとめた方がよかったんだよねえ。希望をするなら、ラストバトルは最終話1話前で、30分間みっちりどっちりねっとりとマスターテリオンVS大十字九郎、鬼械神での暴力言語を駆使した殺し愛*1に励んでもらいたかった。シャイニング・トラペゾヘドロン召喚あたりで、終わって、最終話の前半で決着、後半をアルとの再開に10分みっちり時間を割いてやって欲しかったなあ。
 とはいえ、アルの帰還には意外な人物がかかわっており、デモンベインならではのご都合主義*2で終わる。九郎帰還エンドと見せかけて、旧神エンドも同時に行うという荒業。少なくとも、PS2版かPC版のデモンベインをやって無い人は激怒する終わり方だが、やっていれば納得行くというもはやファンのためだけのラストといえる。ましてや小説全部買って短編のためだけにザ・スニーカー購入して、機神飛翔デモンベインまでやってて、更に機神胎動を2冊持っている俺にとっては神のようなエンディングといえよう。
 戦闘は今までの中では圧倒的によかった。
 とはいえ、話の半分は戦闘だからそこがダメだったらどうするんだという話だが。シャイニングトラペゾヘドロンの詠唱を全部やるとは思わなかった。むしろ長いし厨臭いから省くと思ったんだが。もちろん大好きだ。とはいえ、相変わらず、作品にタメが足りないため、マスターテリオンがトラペゾヘドロン抜いても驚きが微塵もなさそうな演出だけはちょっと・・・。
 で、うっかりナイアさん旧神誕生させて終わると。
 しかし、真のシャイニング・トラペゾヘドロン使用時の九郎は完全に旧神化してたな。ここから、ナイアさんの4億連敗が始まるわけだ。
 エンディングの回収させ方がファン用のサプライズだったのはよかったかな。
 あと、最狂広報もちょろっとでてたね、いとうかなこも。
 出来には恐ろしいほど不満だが、なんだかんだと楽しんだよなあ。
 あと、デモンベインが九郎を地球に戻す時、獅子の心臓を抉り出すシーンを作って欲しかった・・・。これは非常に残念。
 全体的にシナリオを惜しげも無さすぎる勢いで消化しすぎてもったいなかったよねえ・・・。

*1:誤字キングの俺だが、誤字ではない

*2:デウス・エクス・マキナとルビを振りたい