俺屍

1018年11月 血戦!朱点閣!!

そこは祭壇のような場所だった。 ひたすら広い空間の最深部に、ピラミッドを連想させる高台。そこの上の様子は下から伺うことはできない。 新京極の3人は、その高台の麓からそれを見上げた。 「いよいよだね」 緊張をごまかすように、最初に声を出したのは一…

朱点閣去る橋の戦い

「はあ、はあ、何とか逃げ切ったか・・・」 「どうやら、その、ようです」 「もうだめ、休憩。のど渇いた・・・」 夕顔は倒れこむと同時に新雪を口に含む。 「水分にだけは不足しないわね」 朱点閣に続く橋の手前で3人はようやく一息ついていた。 その姿は既にぼ…

1018年11月 朱雀門の双仁王

大江山の鬼どもを避けてようやく3人は門の前にたどり着く。 「立派な門ですね」 「そうだな」 「鬼の気配は無いね。いったん、休憩しようよ」 娘の提案に、鬼切丸は頷く。 ここまで、雪山を半ば走るように駆け抜けたため、3人とも相当に疲労していた。 術…

しまった

あのね、読み返したら10月が抜けてた・・・。 まあ、大江山に向けての特訓だったし、まあいいか。

1018年11月 その1 いざ、大江山!!

毎年11月と12月のみ大江山の門は開かれる。冬の大江山は、耐えることない吹雪に覆われている。この、一番厳しい季節のみ、大江山の門戸が開かれるのだ。 「寒い、どうしようもなく寒い」 大江山に足を踏み入れた瞬間、延ばした手すら見えないほどの吹雪…

勝てない

朱点に勝てない。 こまったなあ、イチバチで術を封じるか。円子を3回も使われると1200も回復してることになるもんなあ。

敗北

何とか、炎1個のこして、朱点にたどり着く。 しかし、ためげんこつのまぐれ当たりで当主死亡・・・ orz

腐海

昨日部屋を片付けた。独身親父の家だ。相当散らかっている。片付けたはずだなんとなく散らかったまま。 さて、朱点に挑むか。 ソフトが見当たらない。 桝田さん。早くPSPででもGCででもDSでもいいですから、俺屍移植版出してください。出来れば来週くらいに。

くららがないと

くららがないと初代朱点クリアは厳しいかもしれない。 仁王戦後がうまく突破できないんだよなあ。 あと1マップだけだから、何とかなりそうな気もするんだが。 このゲーム、ボスより雑魚のがうざいからなあ。 最悪、やり直しになりそうです。というか、そのほ…

停滞

大江山攻略に2度失敗。ボスは楽勝だが、道中の雑魚で時間がなくなってしまう。妥協して12月も大江山に告ぎこむべきかなあ。 それ以前に引波が出たときに買ってなかったのも失敗、くららを取ってなかったのも失敗。初代当主での朱点撃破をちょっと舐めてたか…

1018年9月

「はい、漢方薬です」 豊代から湯飲みと粉末の薬を一緒に手渡される。鬼切丸はそれらを流し込んだ。 「む、む」 家にいる時は能面のような顔をしている父親が目を白黒させるのが面白いのか、夕顔がニヤニヤと笑った。 「これは、二度と飲みたくないな」 「良…

1018年8月

京において、朱点打倒のために活動しているのは何も新京極家だけではない。 数多くの組織が存在し、それらも日々朱点打倒を掲げて行動している。無論、軍隊も存在しているが、鬼たちから京を守るのが精一杯といったところだ。 それらの組織を対象に、年に2…

1018年7月

新京極邸 居間にて 「夕顔と言う。お前の妹だ」 青い髪の少女が豊代の前に座っていた。 「豊代と申します。よしなに」 夕顔と呼ばれた少女は、豊代にあわせて頭を下げた。 「夕顔って言います。よろしく。お姉ちゃん」 初々しい態度に、豊代の頬が思わずほこ…

1018年6月

白骨城。 骨で出来た異様を見せる、京の夏の風物詩である。 とは、イツ花の言だ。 たしかに、異様な雰囲気だ。黄泉と地上がつながったとでも言うのだろうか。 「まあ、涼しくて良いかもしれないですね」 父の裾を掴みながら、豊代はつぶやいた。 娘の娘らし…

1018年5月

「弟か妹は欲しくないか?」 豊代は父が何を言いたいのかをそれで理解した。いつも口数が少なく、思いつめた表情をしている父だ。発言はいつも唐突である。 「鬼と戦うのに人数が多いほうが良いでしょう」 父の思いを知る豊代はきわめて実用的な形でそれを肯…

1018年4月 初代鬼切丸

鬼切丸。その名は母に与えられたものではない。彼は神々からその宿業を背負わされた時にそう名乗ることに決めた。 「お父様?」 険しい顔で大江山をにらむ父に娘の豊代が話しかけた。 「ああ、すまんな」 促されたことに気がついた鬼切丸は娘の方へを足を向…