読書

宮城谷版 三国志1巻

とにかく、話が進まない。 このペースで話を進めると、終わるころには何巻になるんだろうと不安になってくる。 とりあえず、1巻の半ばまで読んで、劉備も曹操も孫堅なんて出てこないよ。曹操の爺さんの曹トウが出てくるだけ。しかもちょっとだけ。 何しろ、…

ケモノガリ2

よもや続編が出ているとは思わなかった小説の2巻。 いや、どう考えたって1発ネタだろう? これって。 しかも前作より分厚くなっているし。 内容は、前作と違って主人公側がリベンジしに行く内容なんだが、前作もそうだが、この作品の徹底しているのは敵が本…

いや、あなたの書いた小説より面白いですよ?

桝田省二さんがコレを紹介してたので俺も紹介する。負け惜しみ言うようだが、桝田さんが紹介するより先に読んでるけどね。 魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」まとめサイト 魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」 タイトルからし…

ジョン&マリー 二人は賞金稼ぎ

桝田省二さんの新作小説。 桝田さんの小説は久々に買う気がする。というのも、夜鳥子は3巻で投げてしまい、ハルカも2巻を買っていない。 そういった、桝田さんの小説の中ではある意味一番すんなり読めた本だと思える。最近ほとんどゲームを作っておらず、前…

ゲームデザイン脳

桝田省二さんの、書いた本。彼の経験やらゲーム作りの仕方なんかをまとめた本。どちらかというと、過去に公開してたコラムやらブログの内容を修正加筆削除したものをまとめた本といっていい。 たびたびツイッターで出てくる美人編集者もそのあたりを読んだり…

ケモノガリ

引越し先でようやくネット環境が引けたので、とりあえずブログ更新。 今回読んだのは「ケモノガリ」という本。俺がここでいつも一押しどころか百押しくらいしている「あやかしびと」のシナリオライター東出さんの初のオリジナル小説である。 まあ、バレッド…

容疑者Xの献身

ガリレオシリーズ初の長編がようやく文庫になったので楽しみにして読む。 で、読んだ感想はがっかり。 推理小説としては面白いし、トリックも面白かった。 けれど、ガリレオシリーズとして考えれば駄作である。 だって、湯川がただの探偵に成り下がってるも…

北方三国志9巻あたり

ようやく、9巻当たり。全部で13巻なのでいよいよ終盤。序盤がどれほど密度が濃かったか良くわかる。話単位の密度は濃いんだが、あっというまに1年とか2年とか経過してるから、あいだの密度が濃いんだよな。190年代の話は、ほとんど間があくことが無いんだが…

北方謙三 三国志

出張のたびに2時間以上電車に乗るので、最近このシリーズを読んでいる。 現在4巻まで読み終えた。全13巻らしいから、4巻で官渡まで行ったと言う事は、後半のほうに力を入れているのだろうか? 3巻までは劉備、曹操はもちろんだが、呂布が主役といってもいい…

魍魎の匣

久々に読み返した。というかこれが1冊丸まる読めて、なおかつ、狂骨の夢が半分くらい読めるくらい、出張での移動距離が長かったわけだが。3日ぶりだもんなあ。家に帰るの。 京極堂シリーズで、1,2を争うくらい好きな作品というと、この魍魎か絡新婦の理…

土方歳三(峰隆一郎版)

峰さんの出している土方歳三を3巻まで読んだ。内容的には、土方が、 人斬り→女とセックス→人斬り→女とセックス→以下繰り返し というすごい内容。 狂気のように人を斬りまくり、そのたびに女が抱きたくなるという土方の設定はいいのだが、それを3巻まで永延…

ハルカ 天空の邪馬台国 読了

そんなわけで、読み終わり。 どうも、読後感がよろしくない。最後がぼかされていることと、主人公は結果的にほとんど何も出来なかったことがその原因か。また、張られた伏線が回収されていなかったりするし、キャラクターが使い捨て同然に死んでいくこともそ…

ハルカ 天空の邪馬台国 第2回

だいぶ読み薦めたので感想の続き。明日には読み終えるだろう。じゃあ、そこで感想かけと。だって、書くこと無いんだもん。出来るだけ毎日書きたいし。 さて、中盤以降から、らしさがでてきたというか、読んでて思うのは、「やっぱこれは天外魔境なんだなあと…

ハルカ 天空の邪馬台国

ようやく見つけたので購入。あほみたいに分厚かった。とはいえ、新書みたいに、上下に分かれているわけでもなく、文字も小さいわけじゃない。どちらかというと周辺の隙間も広いので、京極堂ほどすさまじいわけでもないが。 しかし、夜鳥子の1巻から2巻のとき…

ソードワールドリプレイWalt 2巻

2巻が出たので購入。 相変わらずののほほんPT。読み物としては楽しいが、実際のプレイ想像すると余り楽しくなさそうに思えるのは、きっと俺がひねくれてるだろう。なにしろ、TRPGしてて味方ぶっ殺す瞬間は結構楽しい。 しかし、SEバトルシステムだけはどうか…

鬼切り夜鳥子2

前作と違って、えらい分厚くなったな。 そんなわけで、修学旅行編。 とにかく、京都の文化財を壊す壊す。とりあえず、清水寺と金閣寺はぶっ壊してきた。ゴジラよりたちが悪いかもしれない。 前作が、出来事を箇条書きにしたような内容だったのに対して、ずい…

ソードワールドRPGリプレイNext

通称ペラペラーズの全7巻読了 とはいっても続きそうだが。 レベル的にへっぽこに匹敵するはずなのに、どうも弱く見えるよなあ。まあシーフの生命力と精神力が6と5という猫並みの数値だから仕方あるまい。 なんでも最終的に力押しになるへっぽことちがう、…

鬼切り夜鳥子(ぬえこ) 〜百鬼夜行学園〜

ゲームデザイナーの桝田省二さんの初の小説。 天外2、リンダキューブなど、魅力ある物語で人を魅了することの出来る人なので、初の小説というのはちょっと意外。 えっと、扉絵は今風の萌え絵とはちょっと違うか。目も小さいけど、好きな絵だなあ。俺屍の絵を…

寅と午

過去読んだ小説で、強烈なトラウマになった作品と言うものが誰しもあるのではないか。 知り合いの若い子*1に聞くとサーラの冒険と言ってきた。ああ、確かにトラウマになるかもなあ。 元祖綾波系ヒロインのデルの過去は強烈だった。 *1:といっても20台半ば

ザ・スニーカー 機神咆哮デモンベイン 短編

鋼屋ジンさんではなく、古橋さんデモンベイン短編。話はどうも6話と7話の間な感じ。エルザが出てきていて、断片探ししていて、クトゥグア無し状態なので、間違いないと思う。 そんなわけで、ドクターウェストが頑張ってデモンベインを追い詰めるもののいつも…

姑獲鳥の夏

京極堂シリーズ第一弾で、京極夏彦の処女作。 読んだのはずいぶん前で、去年映画になったときに久々に読みたいなあと思ってたものの、しばらく放置してた。 久々に読んだら、話をすっかり忘れてたため、もう一度楽しめた。いや、本当にすっきりと忘れていた…

地を穿つ魔

ようやく、本編が日本語訳で登場。なぜか短編集しかなかったもんなあ。デモンベインファンとしては読まなきゃいけない作品。のはず。 御大の書く、クトゥルーを筆頭とする、グレートオールドワン達は基本的に人間が敵対することすら不可能に近いのだが、それ…

アルスラーン戦記11巻

結局買って読んだ。 以外なことに昔の田中芳樹の片鱗を見た。というか、たしかにアルスラーンだなこれは。 アルスラーン戦記に対する俺の評価はと言うと、創竜伝なんかよりははるかに面白いが、銀英伝に比べるとつまんないと言ったところ。 最近の田中芳樹の…

アルスラーン戦記

最新刊である11巻がでた模様。 ふうむ、今年中に出るとは思わなかった。 しかし買ってない。というかその前の巻の話を覚えてない。 アルスラーンは銀英伝やマヴァールに比べると2段くらい面白さが劣ると思っているが、それでも7巻あたりまでは楽しめた。そこ…

チンギスハーンの一族 2巻 中原を征く

チンギス・ハーンの世代交代の話が中心。チンギスが死ぬ、オゴディが第二代ハーンになる、オゴディ死亡、グユクがハーンになる、グユク死亡、モンケが第四代ハーンになるところまで。 とにかく、チンギス一族の政権争いが話の中心。中原をってサブタイトルな…

クロちゃんのRPG千夜一夜

つっても読んだわけじゃなく、思い出したので読みたいなあって話。 どんな本かというとTRPGに関する四方山話を書いた本。昔あったコンプティークって雑誌に毎月連載されてたコラムで、コンピューターも持ってないのにコンプティークを毎月買ってたなあ。これ…

チンギスハーンの一族 1巻

陳瞬臣さんの小説。秘本・三国志が面白かったので。あと、チンギスハーン関係の小説って読んだことなかったのもあって。蒼き狼が有名だっけ? タイトル違うかも。 チンギスに関しては、元朝秘史が当てにならないことと、元々モンゴルの人々が記録を取ること…

風よ万里を翔けよ

久々に読んだ。田中芳樹の中国物第一弾。田中芳樹の中国物を全部読んだわけじゃないが、数冊読んだ中で、これが一番面白い。 田中芳樹の最近の本の内容はいまいちな部分が多い。自説の政治論が入ったり、関係ない社会批判が入ったり。それでも面白ければよい…